2021年1月 引き続きコロナ規制
ベルリンは緯度的に北海道よりさらに北の樺太北部に位置します。なので激寒!!と思いきやそうでもなかったです、標高・地形の問題なんでしょうか?
私は冬の北海道旭川に行ったことがありますがこちらの方が激寒です、防寒しないと耳がまじで取れる程の寒さです。ε(; ̄◇ ̄)
さて、21年の初めを思い出すと・・・・雪がすごく積もりました、この年は数日にわたり気温が-8〜10℃になり川面も凍りました、厚さ5cm以上にもなるところもあり湖に乗ってる人や雪遊びしているのをよく見かけました。日本もこの頃は寒波で大変の様子でしたね
この頃の休日の楽しみは、マーケット巡りです。外食ができなかったですし、こちらでどのような料理があるのか知らないため休みの度に出かけていました。
凍えながらの食事、熱々のじゃがいもにサワークリームのソース、バターソテーのシャンピニオンが忘れられません。もちろんビールと一緒に・・
さらに冷やして飲むスタイル。
料理の記録
少人数の会食が少しづつありましたので思い出す限りの料理記録を掲載してみます。
ある程度、お店などを一巡してどこにどんな食材があるのかがわかってきました
日本料理で使用する食材が日本の様に程度よく手に入りません、ベルリンでは特殊な食材であるからという理由です。
しかしながら逆も有り得ます。
この野菜がこの値段で!!などです。そのため代用出来そうな食材で試みたり、使ってみたい食材を選びました。合わせ持つ物でどう仕上げるのかが楽しかったのを覚えてます、また海外に来て始めて使ったのが菜花の仲間cima di rapa(チーマ・ディ・ラーパ↑)、菜の花がないので似たもの・・と思って見つけたのがこれでした、若葉の物なら少し硬いですが日本の菜の花のように使えますし香りが良いです。
あとはkohl・rabi(コールラビ)、こちらも今や日本でも見かけますが日常的に購入出来ます。
冬大根の様に甘く、京大根のようにしっかりとした肉質です、用途は大根同様幅広いので重宝しています。
もちろん大根も手に入りますがシナシナであったり、極端に細かったり、あんこ入りであったり(中心が黒みがかっている)、キメが荒かったりとこれも同じく日本のようなものはなかなか手に入りません、野菜一つ買うのにほんとに目利きが物を言いますね。
ここから少し私の知り得るうんちく(蘊蓄←こんな字を書くんですね笑)を交えて書いてみようと思います。日本料理では「はしりもの・旬のもの・名残もの」を季節の節句などとも合わせ料理構成します、先人の知恵に感謝です、ほんと。
関西的に説明お伝えしやすいところでは、秋頃の名残の鱧と旬の松茸で「土瓶蒸し」わかりやすい定番ですね。このようなかんじで、出始め・出荷が多い時期・終わりかけがこれに当たります、値段・状態・品質・出荷量等もっと細かく言えばもう少しありますがこれ繰り返しで一年の献立を料理人の方々は考えています。
当初、初経験の時にはサイクルがわからないので大変でしたが新鮮でも有りました、組み立てが思うようにいかないのです、「あれ?なんか少し違う・・・」がよく有りました、文化の違いというやつです。環境の違いを痛感した時期でした。
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