なぜ対立して、世界を巻き込むほどの争いであるのか?
ドイツに住んでそろそろ3年を迎えようとしています
2020年、世界的コロナショックの時から現在までに日本と違う所が多いので、世界的な情勢にも関心を持つことが増えました
環境問題、銃事件やロシア・ウクライナ戦争また今回の中東問題が起こるたびに地域住民は敏感になりデモや抗議の集まりが各地で多く見られます
宗教や人種・移民のるつぼベルリンですが人々とニュースなどから緊張が伝わります
今回はこうした生活環境から感じた世界的出来事を勉強するために、世界のことをほとんど知らない私が自分が理解できた内容をまとめて記事にしています
だいぶ要点のみに端折ってますので、この記事で大きな流れを知る事ができます
一緒にサクッと学びましょう!!
ユダヤ人の歴史
キリスト教ご存知ですよね、現在の西暦2023年はイエス・キリストに由来することもご周知の事実だと思います
さて、遡ること紀元前の話です
エジプトで奴隷として扱われたユダヤ人は逃げ出し、ここパレスチナ地域(聖地エルサレムを含む)にかつてユダヤ人の王国を作ったが、ローマ帝国がその後ここを滅ぼしにきてユダヤ人を離散させます
後にアラブ人(パレスチナ人)が住むようになり、この時からユダヤ人とアラブ人の取った方、とられた方というほころびが生じます
当時キリスト教では卑しいとされた仕事の金融業で各地に散ったユダヤ人は財を成して行きます力を蓄えたそうです
そしてここから時代をかなりぶっ飛ばしますが
現在の世界のユダヤ人人口は約1,400万人
うちアメリカに約527万人、イスラエル約570万人で世界の8割が居住しています
こうしてユダヤにルーツを持つ人々がはっきりしますね、アメリカがいの一番に空母派遣したもの納得します
イスラエルってどんな国?
イスラエルの場所は地中海に面しており(アジアの西側)中東と呼ばれています
人口は約950万人(2022年5月データ)、面積は日本の四国程度で2.2万平方キロメートル
民族はユダヤ人74%、アラブ人21%という割合の国です
このユダヤ人のユダヤ教の割合も同じく74%、次に18%のイスラム教、キリスト教に至っては2%のとなっておりほとんどユダヤ人教徒の国ということが見て取れます
日本から飛行機で約12時間ほどの距離、各宗教の聖地エルサレムを有する世界的にも重要な国です
パレスチナってどんなところ?
まず、パレスチナは国なのか?なんなのか?が曖昧にな認識だと思います
先に言うと、パレスチナとは地域の名前である(現イスラエル領の地中海東岸のところ)
パレスチナ国とも言われたりしますが、正確には1994年にパレスチナ自治区とされて独立した国家ではありません(この2地区の自治はパレスチナ人が行なっています)
最近はテレビでも毎日のように報道があるので耳にする事もあるかと思いますが
地中海とエジプトに接した「ガザ地区とヨルダン川西岸地区」のイスラエル領の中の2ヶ所を領域としているだけでイスラエルの占領下という事実があります
一言でまとめていうと
イスラエル占領下の一部地域を収める仮の自治政府がパレスチナと呼ばれるという事です
歴史の背景について
そもそも宗教上の歴史になるのでここでは割愛しますが、ここではイスラエルが建国された1948年(第二次世界大戦後)からをまとめています
古来歴史的に虐げられたユダヤ人が自国の必要性に強い想いを持って建国されたのがイスラエルであります、その一方地域を追われたのがパレスチナ人であり約70万人とも言われています
これが引き金になって同1948年にこの地位域周辺のレバノン、ヨルダン、イラク、エジプト、シリアなどのアラブ諸国が猛反発して起こったのが第一次中東戦争と歴史に残っており、大規模な戦争は1973年の第四次まで続いた
イスラエルは第3次中東戦争(1967年)の時に数々の奇襲攻撃を行い、その末にエジプトからガザ地区とヨルダンから東エルサレムのあるヨルダン川西岸地区を占領した
その後の第四次に先のアラブ連合に劣勢に追いやられたイスラエルではあったがアメリカの支援もあり再び優位になったのです
その後、事態収束のために仲介役のアメリカ・ノルウェーは停戦を呼びかけて「オスロ合意」を結んだ
これによりイスラエルは占領していたガザ地区とヨルダン川西岸地区から撤退し、自治はパレスチナ人が行うようになった
この時のパレスチナトップとしてのまとめ役とされたアラファト議長(聞いたことありませんか?)がこの自治区の過激派もを収めたようですが2004年に亡くなられました
後任のアッバス議長は抑える力が足りなかったのか、ここからイスラム組織「ハマス」が勢力を拡大しようとして様々なテロ行為などを起こし再びイスラエルとの緊張が高まります
それが2023年10月現在の大規模軍事衝突へと繋がります
イスラエルとハマスの衝突
このことから一つ見えるのがイスラエルとパレスチナ人というよりかはイスラエルと過激派のハマスの衝突であるということ
ハマスはガザ地区に強く実効支配していて、この地区の住民全員がハマスを支持してるわけでは無くここにもズレが感じられます
一方、パレスチナ人をはじめハマス側から見るとイスラエルの経済封鎖制裁にも疑問があります
種子島ほどの土地に200万人が住んでいるガザ地区は塀に囲まれて「天井のない監獄」と言われ、世界的な貧困地域ともなってます
こうした視点からいると怒りによる武装勢力の動きが現れるのも自然なことかもしれないと思いました
いずれにせよ、被害を受ける人がいるのは実情でニュースを見ると辛い気持ちになります
また今回の記事はそもそもの出来事だけをまとめ解説としてますが、これだけでは無く複雑かつ繊細な事情が各国地域にはあります
今回の1週間勉強で知らなかった事の理解ができたのは私自身の視野を少し広げることができました
ロシア・ウクライナはじめ罪ない人が被害を受ける状況は今すぐにでも収まるのを強く望みます
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