日本料理の仕事!新緑の季節にスズキのずんだ焼!焼物:鱸豆打焼

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料理

会席料理などで5月、6月によく使われる魚に鱸(スズキ)がありますね
冬は平目、春は鯛、夏は鱸と白身魚の旬が変わっていき、それに伴って料理も季節変わりしていく日本料理のなんと素晴らし良いことか!

淡白で夏にかけては脂がのってきます、今回は焼き物から枝豆を使った豆打焼(ずんだやき)という料理の記事です、新緑季節に合わせるにはぴったりな料理のひとつです

ぜひ、少し変わった焼き物で季節を楽しみましょう

まずは、ずんだこと枝豆の処理です

その名の通り「豆打」なので叩き枝豆にします

塩茹でした枝豆の薄皮までを剥いて包丁で丁寧に刻んで、「玉味噌」と合わせます

こうして、豆打味噌が完成!

1、常の通り三枚おろしにして骨を抜き、幽庵地に漬けます、スズキ自体の脂の具合にもよりますが30分から1時間程度までにしておきます(ヨーロッパの鱸は特に脂が強いので30分では浸かりきらないことが多いです)

2、丘上げしたら水分を良く拭いて、献立に見合った大きさに切り揃えて、皮目だけは先にバーナーなどで炙っておきます

今回は焼いてからずんだ味噌を乗せるのではなく、一緒に焼き上げる為
グリルでひっくり返す工程を取りません

こうする事で片面だけ焼くスタンバイを取ります、ずんだ味噌を抱かせるようにお好みの量で!
(袋などに入れて絞るようにすると綺麗に乗ります)

なるべく切り身が垂れないように皮側の近い方に串を打ちます

切り身の切り出しはいくつか包丁を入れて味噌をまとめやすいようにするためです、こうして切り目を入れることで豆打味噌を抱えやすくなります

天火グリルで8分ほど焼いて完成、仕上がりに味醂醤油(1:1)をさっと塗っておきましょう
乾燥防止と艶出しと味の引き締めになります!

お店によっては表面に味噌を塗る所もあるかと思いますがこうしてコントラストを意識することで見た目も変わり、身の焼き上がり状態も良くなります

また交互に味噌を流しても縞模様で見た目の印象が変わります

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プロフィール
在ドイツ公邸料理人
kawablog

日本料理歴25年以上の経験をもとに、ブログを通じて日本料理のコツなどをお伝えします
兵庫県出身 高校を卒業し大阪のホテルでの修行後
2020年11月よりドイツの公邸料理人として4年間赴任

若い日本料理人向けに専門的な季節料理の記事やアレンジレシピ・考え方や由来なども含めた記事にしています

また当時のベルリン生活の状況や観光情報も私なりの解釈を含めて紹介
していますので楽しんでもらえれば何よりです

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